さてさて……今日の腹筋はだれにするかな。
最近始まった新サービス。
月額5000円とかなり高額だが、専用アプリでマッチングさせた男をスマホアプリから自由に腹責めできるサービスである。
バイトとしてはかなり時給がよく、1時間あたり2000円はするらしい。筋肉に自信があったりMっ気のある男の応募が絶えず、その後に待ち受けている筋肉や内臓の損傷、ケガは軽視されていた。
……まず、お好みで腹筋の筋肉の量や割れ方を選ぶ。次に苦痛時に発する悲鳴の大きさ、痛めつける度合いを選ぶ。
あまりの苦痛に射精か嘔吐してしまうと、オプションで2800円を追加支払いとなる。
次に、腹を責める方法を選ぶ。
電気、パンチ、呼吸制御の3パターンがある。
マッチングされた男は、利用者からは顔は見えない。見えるのは、アプリの画面から配信される腹筋と性器(これも追加費用が必要!)、悲鳴だけだ。
アプリの画面には、腹責めを行うコマンドが並ぶ。今流行りのAI音声認識も可能だ。
HPと書かれたインジケータは、マッチングされた男の肉体強度を分析して筋肉の限界を表している。0になると腹筋の完全な機能停止を意味する。
制限時間は7分。その間なら、命に影響がない範囲で何をやっても良い。やりすぎたら、強制終了で退会だ。
さっそく男は条件を入力する。
筋肉量、少ない。腹筋の形状は……6パックがいい。
悲鳴、大きい。
腹責めの方法、パンチ。
3件ヒットした。
腹筋のアップが映し出され、だれにするかを選べるようになっていた。その中で1番弱そうなやつは………
東野隆也17歳。
……決めた。
身長は172センチらしいが、肋骨が浮き出てガリガリの体だ。まだこのサービスに登録して数日で、指名は初めてらしい。
マッチング決定ボタンを押すと、すぐ画面が切り替わる。
すでに息のあがっている貧弱な6パックと性器が画面一杯に表示される。
わずかに肋骨の下部が映し出されていたが、骨が浮かび上がるほどに筋肉量は少ないようだ。
脂肪も少なく、筋肉がはっきり見えるところは興奮ポイントだ。
恐怖なのか、ハァハァと息が荒いのが伝わってくる。腹は早いペースで動き、汗が滴り落ちている。
まずは軽く、腹にグーで50発。30秒間で行う設定で実行する。
ドゴゴゴゴ!!!
ドゴゴゴゴ!!!
ドゴゴゴゴ!!!!!
猛烈なパンチに、薄い腹筋が潰されていく。
腹筋に筋が入り、必死に筋肉を固くする。だが筋肉は打撃のたびにひしゃげ、確実に内臓へダメージを伝えていた。
股間から生える性器は、ブラブラと揺れていた。
東野は、最初の数秒こそ声を出さずに耐えていたがたちどころに絶叫が始まった。
「うっ!、………ぅぅうううー!!ぁぁあーーッ!………オェエエーーー………げぇっぽ………」
「痛………ぁああああ!!!!うぉぉぇええええーーー………ゲェッ!!!」
どんどん腹筋が赤く腫れていく。
嘔吐が近いのか、腹から何かを絞り出すように腹筋が蠕動している。
そして、30秒が経過した。
HPは28にまで低下し、東野の肉体は早くも限界に近づいていた。
……さぁ次は何をするかな。
「パンチを腹にねじ込ませて。」
男はそう呟いた。
すると、赤く腫れた腹筋に、腹責めを担当している男の拳が全体重をかけてめり込ませていく。
東野はぐぅぅぅ!!と呻いて腹圧を上げ、拳の侵入を防ごうとする。
だが、呼吸をしなければならないタイミングでどうしても腹がやわらかくなってしまい、その度に貧弱な腹部は潰されていく。
「ぉおおーー!!この筋肉が負けていく感じたまらんな……。チンコギンギンだ……」
男も興奮して独り言を呟いた。
着ているジャージを脱ぎ、性器を片手で激しく上下に扱きはじめた。
東野は、それでもなお獣のような雄叫びを上げ、腹筋を懸命に動かして苦痛に耐えていた。
ギャァーーーーーー!!っと声を裏返して叫ぶたび、筋肉にビシッと筋が入る。
だがパンチはどんどん重くなる。徐々に横隔膜の動きも制限され、叫べなくなってきた。
ゲェッ………!がっ………ハァーーーー!!!ふぅぅぅううう!!!!
腹が潰れてもなお全身を震わせ、すべての筋肉を動員するかのように呼吸し続ける。アプリの画面に表示されているHPは7になり、画面には「これ以上は危険です!腹責めの方法を変更してください。腹筋が50%以上損傷しています。」と大きく表示された。
ムゥ……と男はつぶやき、中止ボタンを押す。
すると画面から拳は消え、赤く腫れて6個に割れた腹筋をピクピクと細かく震えさせている貧弱な東野の腹だけとなった。
ゼェゼェと大きな音を立てて必死に呼吸する音が強調される。
肋骨の隙間から血管がビクビクと規則的に拍動し、心臓の逼迫具合を伝える。
……じゃあ最後だな。
男は「鳩尾を指で押す」というボタンを押した。
肋骨の中心部より少し下に、右手の人差し指と中指を並べた形で指が東野の腹に刺さっていく。
体内に指が入っていき、指に心臓の拍動が伝わって速く上下に動いていた。
アーーーーー!!!!
アーーーーー!!
ぁーー………
ぉおおえ………ぇえええ………
ぇ………。
………ゲッ………が………
東野は当初は叫び続けて体を揺すっていたが、突然痙攣し始めた。
どうやら、胸部神経を圧迫されて心臓が不整脈を起こしたか内臓を潰されて脳が混乱したようだ。
6つに割れた腹筋を見せびらかすように不規則に収縮させ、ヒッ!ヒッ!と息をしながら身体を上下に何度も痙攣させる。
だが、通常の呼吸はほぼ止まっている。首だけが規則的に息を吸おうと力を入れている状態で、体がいうことを全く聞いていなかった。
脳がだいぶ衰弱してきたのか、性器が勃起しはじめてきた。
あまり大きくないものだったが、かなり金玉が大きかった。
そして呼吸は徐々に戻っていたが痙攣は1分続いた。収まってきたと思った時、性器の先が一瞬膨らんで腹筋が痙攣し、細い太腿を突っ張らせて大量に射精が始まってしまった。
腹筋の割れ目に流し込まれる精液は白くどろっとしており、質の良い精子が大量にいそうな感じだった。
金玉の付け根にある射精する筋肉は、精液が出なくなった後もかなり長い間規則的に収縮を繰り返していた。
そして、7分間が終了した。
「あー、追加で払うのか。。まぁいいか……」
男はそう呟いたが、自身の割れた腹筋や血管の浮き出た太腿へ何度も射精を繰り返し、床や手、それにスマホまでもが精液でドロドロに汚れていた……。