K地区とC地区から選抜された2名の18歳の男が、ある一室に集められた。
ケイジとコウという2人だった。偶然にも、2人ともレスリング部で知り合いだった。
ケイジ「……?あ、もしかして、コウ!」
コウ「あー、ケイジか!Kの。この前の試合、強かった!次は勝つわ!」
ケイジ「俺もヒヤヒヤしたけどな。焦って重心が高くなると負けるからな。一歩間違えば、負けてた。」
世間話をしていると、検査官がやってきた。
検査官「今日は来てくれてありがとう。君たちに課された検査は、窒息検査だ。窒息して、心臓が止まるギリギリまでどの程度耐えられるかを検査する。」
「当然、訓練はしてきた…よな?」
2人は顔を見合わせて、少し目を伏せて返事する。
ケイジ、コウ「ええ、まぁ…」
死ぬことはないにせよ、極限の苦しみを味わうことがわかりきっている中で、そうそう限界を超えた練習ができるはずもなかった。
検査官「まぁいいさ。じゃあ、全裸になってね」
2人はジャージを脱ぎ、下着を脱いだ。
ケイジもユウも、極めて無駄のない筋肉で、さらに筋量も多い逆三角形の体だ。下半身は特に太ももが発達しており、がっしりとした下肢を備えていた。
ケイジ「何されるんだろうな…。」
ユウ「わからないけど、今日乗り切ったら終わりだからさ。出来るだけがんばるわ…」
検査官「準備できたので、こちらに」2人は歩いて向かう。
そして、2人は屈強な男に囲まれて羽交い締めにされた。鍛えた肉体を持つ2人でさえ、ビクともしない男たちであった。
そして口を開けられ、管を気管に挿入される。2人は涙を流して吐き気と格闘していた。
ケイジ「ぅぅおおおーーぇっ!げぇっ!おおぅお…!」
ユウ「ッガッ……ハッ…!!ゲェーーーオェーーー!!!
検査官「じきに麻酔が効くから…」
2人が落ち着いた後、検査官がいった。
「では始めます。おっと。胸にセンサーだけつけさせてな。」
ピピピ…
2人の興奮した心拍数と酸素飽和度が表示される。ケイジは142、飽和度は100だ。
ユウは129、同じく100だった。飽和度は90を下回ると地獄の苦しみと言われている。
ユウ「ケイジ、めちゃ緊張してるな…!」
ケイジ「おー、超こわいもん…」
2人は挿管されてまともに話せない中、このような内容の会話をしていた。
そして、検査が始まった。
ブゥーーーーン!
管を通して2人の肺から強制的に空気が抜かれ始めた!
ユウ「!あーー!フゥーーーーッ!!スゥーーーーー!!!ゲホォ!!」
2人の肺から、酸素がなくなっていく。
肺胞は一回潰れるとなかなか戻らない。本能的にそれを避けるため、必死に肺に空気を貯めようとしていた。
2人の発達した筋肉は、空気を必死に体に取り入れようと必死に動いていた。
ケイジ「グゥーーーー!!!ハァーーッ!!うううう…グゥーーーー!!」
2人は胸を大きく広げて、どうにか酸素を取り込み続けようと必死だ。
ケイジの心拍は160まで上がり、酸素飽和度は94まで低下した。
ユウも心拍は158まで上がり、飽和度は95まで下がってきた。
2人は汗だくになりながら、筋肉をフルに使って酸素を取り込み続けていたが、体内の酸素は供給不足に陥ってきていた。そして、筋肉が疲労しはじめた。
ケイジは、深く息が吸えなくなってきた。
「ハアーハアーハアー!!!」
息を吐くこともせず、吸い続けていた。
早く浅い息を繰り返す。腹筋が高速で収縮を繰り返し、見事なシックスパックが浮き出ていた。
一方、ユウは意識がもうろうとし始めたのか、白目を剥き始めた。空気を吸う音が弱くなり、4つに割れた腹筋は収縮頻度が弱くなってきた。
ヒュー、ヒュー、と弱く吸う音は聞こえてくるが筋肉は弛緩し始めており体はガクガクと痙攣を始めていた。
ユウはよたよたとその場を歩き、バランスを崩してその場に倒れこんだ。
心拍は170で、飽和度は88となっていた。ほとんど酸素を得られていない状態だった。
検査官「よーしそこまで。お疲れ様」
そうして2人からは管が取り外された。
ケイジ「ユウ!!ユウ!!大丈夫かぁっ!」
ふらふらになりながら、ユウに駆け寄る。
ユウ「ぜぇ…ぜぇ…」
ユウは一点を見つめたまま、弱い呼吸を繰り返していた。心拍は60、飽和度は91と低い数字だ。
ケイジ「しっかりしろよ!」
ケイジは倒れたユウの筋肉を触る。冷たくしっとりした肌に、弾力のある筋肉がボコボコと隆起していた。
ケイジはユウの発達した大胸筋や腹筋、太ももを揺すり、ユウを起こそうとする。が、ユウは弱い呼吸を続けたまま動かない。
検査官「ユウ君、やばそうだね。医療チームを呼ぼう。」
ケイジ「頼みます…!早くっ!」
ケイジは検査官につかみかかり、懇願した。
検査官「よし、今依頼したぞ。あと5分くらいでくる。」
ケイジ「よかった…!」
検査官「さて…ケイジ君。」
ケイジ「はい?」
検査官「私の頼み事も聞いてくれるかな?」
ケイジ「いいっすよ。何ですか?肩もみ?」
検査官「いや、ここで私を射精させてくれ。」
ケイジ「?!え?」
検査官「君の身体を見てると興奮してね…。その割れた腹筋の形といい、肩の筋肉といい最高だよ。私のチンコもビンビンなんだよ…実はさ。君さ、ユウ君のこと…大事だよねぇ?」
そういうと、検査官はズボンを脱いでビンビンになった性器を露出させた。
ケイジは、おそるおそる検査官の性器を触り、上下に動かした。
検査官「ぁぁあ…その筋肉…触らせてくれ…」
ケイジは拒絶できず、検査官の手の動きに抗えなかった。ケイジの胸や腹筋、背中の筋肉を撫でるように触られる。刺激を受けて、筋肉が不意に反応する。
検査官「いい筋肉だ…筋肉…。密度が高いなぁ。硬いよ…。私のチンコもどんどん硬くなる…!」
検査官は目をつぶり、ケイジの肩をもって、腰を振り始めた。
「いく…!!いくよ…!!」
ケイジは何も考えないようにして検査官のそれをしごき続ける。そして検査官はドクドクとケイジの体に精液をぶちまけた。
検査官「ハァッハァッ…気持ちよかったよ…!」
「君の評価はAだ。ユウは、Cだな…」
ケイジ「いや…あいつも頑張ったからBにしてほしいです。」
検査官「ならば、ケイジ君も今ここで射精してくれるかな?」
ケイジ「………くっ!!……わかりました。やりますよ。」
そうして、ケイジはその場で射精した。
その後、ユウは医療チームから手当てを受けて評価Bを得て、元気に快復したのであった…。