「う………げぇほぉ………」
涼太は何度も嘔吐しかけては必死でこらえていた。
辺りには精液が大量に飛び散っており、青臭い匂いが充満していた。
「落ち着いたかな?涼太くん。さて、そこに立って。」
涼太はフラフラと起き上がり、指示されるがままどうにか壁に背中をつける。
「じゃあ両手をここに縛るから、、。」
均整の取れた筋肉質な体が、星の目の前に磔にされていた。割れた腹筋は相変わらずその存在感を発揮しており、汗の光沢が一層発達具合を強調していた。
そして、いまだ性器は勃起し続けて射精可能な状態を維持しており、脈に合わせてビクンビクンと動いていた。
「あんなに出したのに、まだいきたいの?変態だな。腹も感じるかもね。腹パンのたびにビュービュー射精してみてもいいよ?」
星は欲望をもはや隠さず、涼太にストレートに伝え始めていた。
「……俺はここまでして売れたいのか……?でも……いままでの努力は………。やるしかないっ……」
涼太は痛みと酸欠で朦朧としつつ、本当にこれでよいのかを葛藤していた。
だが、売れたいという気持ちは強くあったがために、この異常とも言える強制拷問に耐える判断を変えることはなかった……。
「じゃあ腹パン100回。いくよ。」
「……はい……」
パシッ!!
肌に軽くパンチが当たる。
腹筋に一瞬チカラが入る。
「……ぐ…………」
涼太は少し顔を強張らせた。
(……胃が……気持ち悪い……軽く当たっただけなのに、脳に直接吐き気の命令が来たみたいだ………)
パシッ!!
「………おぉ………」
軽くジャブを打たれていただけだが、腹責めに慣れていない上に肉体が疲弊しているためダメージの通りが良かった。内臓にダイレクトにダメージが伝わり、涼太の体内では危険信号が飛び交っていた。
パシッ!!
「………ぉおおおごぉ!!うぇえーー!」
早くも3発目で、涼太の口は大きく開き、大量のよだれを吐き始めた。
腹筋は硬く締まり、嘔吐を促し始める。
「まだ3回だけどねぇ……。ここからは本番だよ!」
星は助走をつけて、右拳に左手を添えて涼太の鳩尾めがけて力の限り打ち込んだ!!
ドゥッ!!
壁に衝撃が伝わり、重い音がした。
肋骨の骨が浮いて見えるほど、涼太の腹は押しつぶされた。
「ウゴォオッ!!!………うっ………ゲボォ………オェエエーー」
筋肉の反発力を超えた重さで打たれた拳は、涼太の内臓におびただしいダメージを与えた。
腹に拳が食い込んだ瞬間、涼太の口からは胃液が溢れて噴水のように吐き出す。
さらに拳を抜いた後も腹筋が波打つごとに、胃液は何度も何度も噴出する。
だが、その後も星はお構い無しに赤く凹んだ腹を一点集中で狙い続けた。
その度に涼太は胃液を口から漏らし、腹筋を痙攣させていた。
そのうちの一発が、涼太が息を吐いて筋肉が緩んだ瞬間にクリーンヒットした。
「…………ぁっ!!!ぁぁぁぁあっ!!!!」
涼太は前かがみになり、腹をビクビクさせながら声にならない悲鳴を上げ続けている。
迷走神経を刺激されて心臓が瞬間的に不整脈を起こしたうえに呼吸が止まったのだ。
目を見開いて口を開けて胃液をダラダラと足らす。
星は、涼太の状況を鑑みずにさらに腹を責める。
もはや腹筋に力を入れることができない腹部めがけ、飛び膝蹴りを放つ。星は格闘技の経験はないため弱いものだが。
「………っ!ぁっ!!!…………」
腹筋の痙攣は激しさを増しているが、呼吸は再開しない。
涼太の顔はどんどん赤らんでいく。目は血走り、両脚を激しくバタつかせていた。大腿筋のカットをくっきりと浮き出しながら。
(息!!苦しい死ぬ!!なんで吸えないんだ!!!苦しいよ!!!!)
「ふぅ。やっと35発か。後65発!」
「君の腹筋ズタズタにして、腸引きずり出して、心臓に絡めて止めちゃおうかな?」
「………ひっ!!!ぁっ!!!ひ………」
涼太は身をよじらせ、呼吸ができない中、体を丸めた。
「あははは、うそだよ、そんなことしないし興味もないし。さぁ折り返しまでもう少しだね。」
星は、さらに全身を痙攣させ始めた涼太の、下腹部の腹筋に狙いを定めた。
へそより下をめがけて執拗に腹パンチし続ける。
勃起しつづけていた性器にときおり拳があたり、むにゅっと腹筋よりは柔らかい感触が星の手に伝わる。
「いいねぇ!君の男が勃起しながら腹筋を守ろうとしてるのかな?」
星は楽しそうに下腹を殴り続ける。
真っ赤に腫れ始めて、腹筋の下1/4は平らになってしまった。
「…ゴフォぁぉぉぉ………!!ずぉおおおおおおっ!!!!」
涼太は途中から呼吸できるようになってきたが、腹筋を腹パンチから内臓を守るために使いすぎた。呼吸が苦しく、胸で必死に息をし続ける。
「さて次は……真ん中。ボコボコに割れてる所だよ。左右で微妙に形が違って盛り上がってる所だ。」
「あと30発………」
「オルァーーー!!!!!」
バスゥーーーーーーーーーー!!!!!!
星の渾身の一撃が、涼太の腹に命中した!
その後もラッシュで腹筋を打ち続ける。
ちょうど胃や肝臓が格納されている場所だ。厚みのある腹筋で懸命にガードしたが、疲労とダメージの蓄積により筋肉の壁はいとも簡単に突破された。
「ごぉふ!!!おおおおお…………ぅぅ…………ガハァーーーーーーッッッッッ!!!!!」
一瞬こらえたと思ったが、涼太は盛大に嘔吐した。最早何も出ないほどにすでに嘔吐していたが、あるものすべてを逆流させていた。
さらに失禁も起こり、勃起した性器から放物線を描いてオシッコが飛び散り続ける。
ビチャー……ビチャ!!!
ビュウウーーーーー!!!!
「あーあ漏らしちゃった………」
「こりゃお仕置きだ……………ねぇッッッッッ!!!」
バチィーーーーーン!!!
星の正拳が、涼太の腹に直撃した。
「………お………」
涼太はビクーーン!!と大きく体を痙攣させて、意識を失った。
あまりのダメージに、心臓がまたもや不整脈を起こした。一過性の脳貧血だ。
全身を痙攣させながら、精液をビュッビュッと規則的に吐き出し始めた。
その時アラーム音が鳴り響く。
ピピピピ!!!
「はぁ……はぁ……。あー100発終わっちゃったか。まだ腹筋全部やってなかったのに。筋肉の感触が良すぎて夢中になってしまった。」
鍛えられた分厚い涼太の体は、吐瀉物をあたりに撒き散らし、精液や尿で水たまりをつくりながら拘束されたままブラブラと揺れていた。
星はその様子を一部始終カメラに収めていた。
今後はときおり見返して、自身の精液が出なくなるまでオナニーを繰り返すつもりのようだ。
その後、涼太はにこやかな笑顔と筋肉質な肉体美により雑誌のモデルとして頭角を現した。
その後は長年にわたり目覚ましい活躍を見たのは言うまでもない。