ギリア星の男が言った
「この星の人間という生物の、腹筋が美味しいらしい。精液をかけるともっと美味だそうだ」
「比較的腹筋が多く手に入るのが男という人間らしいぞ」
ほかの仲間も言った。
「では、いくか。」
4メートルもある巨人の様な彼らは、宇宙船で地球に来た。
「ほほう、これが人間か。小さいな。少し観察するか」
そういって、街をぶらついていた20代くらいの男をつまみあげ、手のひらに乗せた。
「な、なんだ!?」
男は驚き、腰が抜けていた。
近くのスポーツジムで働く、比較的筋肉質でがっちりとした青年だった。170センチ75キロほどだろうか。
黒のタンクトップから見える腕には太い血管が浮き出ており、上腕筋が盛り上がって太い筋肉が見えている。
「…変なものをつけている、取るか」
巨人はそういった。着ている服を脱がすつもりらしい。
ビリビリと音を立て、タンクトップやハーパンをやぶいていく。
男は抵抗するが、全く歯が立たない。
そうして、あっという間に全裸にされてしまった。
「……腹筋とはどこのことだ、小人よ」
「……はっ………あ………はぁっ…………あああ」
男は何も話せなくなっていた。
指で、自分の腹を指し示す。
「ここかぁ……」
巨人は、規則的に上下に動くその部位、すなわち腹部をグッと押した。
腹筋は6つに割れて、トウモロコシのように粒がそろって浮き出ていた。
一瞬だけ、男の腹筋がその圧力に耐えようと硬くなった。
だがそれを最も簡単に崩して、腹を押し込む。
「………っがあっ………ぼぉおおおお」
「ごぼぉっ……ぉおおうぅううえぇ」
男は噴水の様にさっき食べたものを吐き散らした。
「……ぁあ強すぎたか……」
「貧弱な身体だな……。聞いていたよりも、弱そうだ」
「では、腹筋とやらをいただこう」
「……その前に、精液とはなんだ?」
隣にいた巨人が、仲間に聞いた。
「さあ?知らないな。この小人に聞いてみるか」
「……おい、精液とは何だ。」
男に聞く。
「ひぃーー………ったすったすけってぇ」
「あっあーーあーーー!!!!」
男は乗せられた手のひらをあたふたと転げ回っていた。
「精液は何か聞いているッ!!!」
そういって、巨人は男の腹を再び指に力を入れ、グリグリとねじった。
「っああがぁ………」
「おしえ……るよ……っげぼ……おぅえ」
巨人は腹から手を離した。
「ここ……から出るやつだ」
「………白いやつ」
男は口をパクパクさせ、必死に答えた。
「……ならはやく出せ」
巨人が言う。
「そんなすぐ出ないっ………それに、おれ……もう腹が潰れてて……脚に力が入らなくて動かない……」
「この出っ張りみたいなところから出るのか」
「……身体の構造は調べてきた。これが生殖器だな。お前のココを、刺激したらいいはずだ」
男の話は無視して、独り言の様に巨人が呟く。
「これを、こうして……。1番細いものが使えるな」
男の陰茎に細いベルトの様なものを巻きつけ、何やらスイッチをオンにした。
「……ぁあっ!!あっ……あっ………あっ……」
「あ!!!あっ!!!!イクっ………いきそうっ………」
突如射精感が湧き上がり、その無限とも思える時間の中で猛烈な速さで股間が大きくなっていく。
男は身体をガクガクと震わせ、5秒もしないうちに白い液体をダラダラとベルトに染み込ませながら噴出させていた。
どっピュッ!!!ドッぴゅうううっ!!!
ビュッ!!ビュッ!!!!
「……あ……あっ………あ」
男は細切れに声を出しながら、一点を見つめていた。
「……たぶんこれが精液……」
「出たぁ!!!出たぞ!!!!」
巨人がつぶやいた。
「よし、これを腹筋につけて食うか。この小人の肉を……」
快感に溺れて動けなくなっている男の腹を指で掴み、つまむようにして腹を引っ張った。
「ぎゃぁあああああーーー」
男はものすごい声で叫び、腹を押さえていた。
「痛ぃいいいあ!!!ちぎれるっ!!!ああああーーーー!!!!」
男は必死に腹を押さえて、なんとか引きちぎられないように抵抗している。
「その……手が邪魔だ」
巨人はそういって、男の手を捻った。
ボグゥッ!!
と鈍い音がした。
まず、男の右肩の関節が脆くも外れた。
ミチっという音と、弾力のあるものが切れて捻られる音が響いた。
「ごぅあうあうおおおおお!!!!ぐおおおおおおーー!!!!」
男は左右共に肩から雑巾の様に絞られ、筋肉が引き裂かれ、骨が粉砕した腕を垂らして叫んだ。
「……フンッ」
巨人は、抵抗できなくなった男の腹筋を掴み、爪でこそげ取った。
「叫んで硬くなっていたお陰でむしりやすいわ」
ミチャアッ!!!
ブチブチィッ!!!!!
男は腹を抉られた。
抉られたことで潰れて切れた腸がどろんとこぼれた。
「……はひぃーーーー、ひぃーーーー!!!ひぃーーーー!!!はっひぃあーーーー!!!」
男は声も出せず、必死に残存している横隔膜を動かして肺を動かしていた。
「……まだ生きてるな、精液もっと出すんだ、この腹筋に付ける」
巨人はそう言って、男からむしり取った腹筋を大事そうにつまみ、先程射精していた股間や手のひらにこぼれた精液を擦り付けていた。
男の顔はどんどん青ざめ、呼吸もみるみる弱くなる。
「おい、速く出せ。足りんだろうが」
巨人がイライラしながら、今にも絶えそうな男に言った。
「ひゅーー………ひゅう………ひゅ……ぅ………」
男は内臓を体内からボロボロとこぼしながら、巨人をみつめていた。
もう、意識はなかった。
「っせいえきだぁああああーー!!!」
巨人はワナワナと怒り出し、男の股間についたベルトを再び動かした。
「ひゅ………う………ひゅ…………ひゅ………」
男は口を大きく開け目を虚にし、勃起しつづけていた性器から精液を絞り出していた。
巨人は、その僅かな精液を手に持った腹筋に擦り付け、美味しそうに食べた。
「……こりゃ絶品だな」
「あと500ほど、食べるかな………探そうぜ」