7月の暑い日曜日に、22歳のツトムはC町へ引っ越しをした。
引越し前後でも、コンパクトな一人暮らしの1Kだ。
そこまで荷物は多くなかったが、大きなトレーニング器具や家具があるため一人で運ぶことはやめ、業者に頼むこととしていた。
そのため、引越し業者の2名が作業を行うこととなっていた。
新しい賃貸マンションの前の道に2tトラックが停まる音がする。
ツトムは、何もない新しい部屋で2人を待っていた。
インターホンが鳴り、ツトムは玄関を開ける。
「筋肉運送の松谷と浅井です、よろしくお願いします」
そういって、2人から挨拶があった。
2人は軽装の出立ちで、細身ながらも少し見える腕は太く筋肉が付いて、分厚い筋肉に覆われた上半身が目立っていた。
20代前半だろうか、2人ともキリッとした眉と低い声が印象的だった。
「本日は、家具などの積み下ろし作業と配置のみ……でよろしかったでしょうか」
松谷が確認する。
「え、というと?」
ツトムはよくわからず、聞き返す。
「あ、説明がなかったですか?我々筋肉運送の作業員には一定の筋肥大を達成していないメンバーはおりません。その強みを活かして、肥大した筋肉”など”を楽しんでいただくサービスを実施しております。」
「は、はぁ……」
「さらにオプションで、全裸での作業も承っております。ただし、最中に出てしまう可能性のある各種の液や汗などがついてしまう場合もございますので、その点はご了承いただきたく」
「え、そんなのあったの?聞いてなかった」
松谷が言った。
「申し訳ございませんでした。早い話が、我々2人の鍛えた筋肉を生で見てもらえますよ。ということですね」
「そして、オプションにはなりますが、全裸にもなれまして、より楽しめますよ、ということです。」
「どれくらい鍛えているのですか?」
「…そうですね……あくまで例ですが、成人男性の腕の太さが、力瘤作って25センチ前後と言われています。われわれの場合、大体35センチは無いと認められません。あとはベンチプレスで体重の1.3倍、腹筋は生まれつき持っている全ての区画が割れていること、などですね」
「すごいなぁ。どれくらい利用されてるのですか?それ」
ツトムが聞く。
「大体ほとんどのお客様が利用されますね。特に私と浅井は筋肉のバランスが良いとのことで、皆さま気に入っておられます」
松谷が答える。
「人気なんですね。筋肉がある部位はなんでも見れる……ということか」
ツトムがつぶやく。
「……平たく言うと、そうですね」
松谷が言った。
「………じゃ、それ全部つけてもらってもいいですか?」
ツトムは、話を聞かながらも自分の性器がどんどん大きくなっていくのを自覚した。
松谷は笑いながら、「かしこまりました!お客様、見たところすでに勃起なさっていらっしゃいます?ズボンの真ん中が膨らんでますね。」
そして耳元で囁く。
「是非全裸で、私たちが作業中に我慢できなくなったら、その卑猥なチンコ出して僕達に見せつけながらシコってもいいですよ?」
「は、はい、窓閉めないと、か……」
ツトムは息も荒く、チンコも勃起させ、今にもズボンを脱いで見せたいところを我慢してそう答えた。
「では、オプション費用は35,000円になりますので、作業後にご清算ください。」
松谷は、何事もなかったかのように書類に目を落とし、準備を再開する。
ツトムは、内心高い……と思ったが、この2人の肉体の魅力には勝てないと思い、了承した。
「では、早速作業しますね。荷物を一旦室内に入れてから、オプション適用します。」
浅井がそう言って、テキパキとダンボールを部屋に入れていく。
15分ほど経過し、ようやく荷物が全て部屋に入った。その間にツトムも部屋の窓を閉め、先に取り付けておいたカーテンも引く。
「お客様、荷物を部屋に入れました。ダンベルとか重いものかなりありましたね。鍛えてらっしゃるのですか?」
「は、はい」
ツトムが答えた。
「腹筋も割れて?」
「あ、はい、力入れれば見えるくらいです」
「どちらかというと胸のほうが発達してて……」
ツトムはドギマギして答えた。
「……じゃ、これくらい割れてたら勝てます?どうですかね?」
松谷がそう言って、シャツを脱いだ。
「……おおーー!!」
そこには、綺麗に6個に割れた美しい腹筋があった。
「自分で言うのもなんですが左右対称で、なかなかいい形だと思いますよ」
「こうして筋肉を見せると、多くのお客様が勃起しだしてオプションに興味を持たれることが多いんですよ」
「なかなかに商売上手ですね、やられたわ」
ツトムが笑いながら言った。
「恐縮です!……では、家具の配置を始めますね。……あ、浅井も脱いでお客様に筋肉見てもらって。」
「はいっ」
そういって、浅井もシャツを脱いだ。
幾分筋肉量は少ないようだったが、それでも肩の筋肉や背中の筋肉が特に発達し、腹の6パックは厚みを持って割れていた。
「松谷さんのに比べると2段めが大きくて割れてないので少し不揃いなのですが……ここ割れてたら綺麗な8パックだったかもですね……」
「……あっと。わすれてた。フルオプションでしたよね、失礼しました」
「今、脱ぎますね」
松谷がそういって、慌ててパンツとジャージを脱ぐ。
「俺、あまり大きくはないのですが、これで良いでしょうか?」
「普段は7センチ、勃起したら12.7センチとなりますが、どうでしょうか?」
「必要でしたら、勃起時の形状も確認していただけますが」
「い、いいですね」
「いちおう、確認しておこうかな」
ツトムはもうたまらず、息を荒くして聞く。
「分かりました、お待ちください」
松谷は自身の性器を握って扱き始めた。
「浅井、ちょっときて」
「オレのお客さまに見せるから、手伝って。」
「あ、はい」
浅井は、性器を松谷の手の上から握り、さらに刺激を与える。
「……ぁあ」
吐息を漏らす松谷をよそに、慣れた手つきで浅井は股間を刺激し続ける。
「硬くなってきた」
「ああ」
……そして1分ほどすると、腹筋に張り付きそうなほど勃起したものがツトムの目の前に現れた。
「これになります」
松谷が、チンコを突き出す形でツトムに見せた。
「浅井ありがと。荷物、先やってて」
「オッケーです!」
ツトムはすぐに返事をし、持ち場に戻っていく。
「不思議なのですけど、恥ずかしくない?」
ツトムは気になったことを聞いてみた。
「最初は恥ずかしかったのですが、鍛えた身体を見せると皆さんチンコを大きくして、我慢汁垂らしてハァハァしだすんですよね。それでやりがいを感じています。」
「それにこう見えてもMで、抵抗できない時にチンコいじめられたり呼吸管理されたり、腹責めされたりすると感じてしまって……アンアン言ってしまうんですよ。」
「こんな鍛えてて力もあるのに、ヒィヒィ情けない声で悲鳴をあげるんですよ〜」
腹筋を触りながら、さわやかにそう答えた。
「あ、そうだ。浅井のやつも見てもらわないとですね」
「浅井ー、お前もこっち来て下も脱いでくれ」
すでに荷物を動かし始めていた彼も呼び、促す。
「自分、結構大きいですよ!!はは」
浅井は白い歯を覗かせて笑う。
「ほんとですよ、僕も犯したいくらい……(笑)……冗談冗談!」
松谷が脱ぎかけている浅井の股間を覗き込み、笑った。